『THE ROLLING STONES BOOTLEG GUIDE 1961〜1995
  ローリング・ストーンズ海賊盤事典 』



監修/原勝志
● 本体3500円+税
● A5版 並製 ● 2006年4月5日発売
●ISBN 4-86119-055-X

「ストーンズ海賊盤」700点以上を収録した
最強にして最新の決定版!!

●ストーンズ結成前夜の1961年から1995年ブ-ドゥーラウンジツアーまですべての海賊盤を解説。
●編年体で解説した世界でも初めての事典。
●4回にわたる来日公演もすべて収録

※品切れ重版未定

 「PREFACE」より
 1970年、ストーンズ最初のブートレッグ『Liver Than You'll Ever Be』がリリースされて今年で36年になる。このブートレッグ、世間的には決してほめられた物ではないのだが、そのアーティストにのめり込めばのめり込むほど絡んでくる、いわゆる「必要悪」である。たしかにオフィシャルにリリースされたものをそのままコピーしてリリースしているようなものは論外であるが、本書で紹介させていただくようなコンサート、アウトテイクの類は当然ながらオフィシャルではフォロー出来ず、またオフィシャルを
すべて聴き、更なる欲求を満たしていく向きには格好のアイテムとなる。

 この36年、アナログレコードからスタートしたブートレッグも時代に応じて形態が変化してきた。アナログレコードはコンパクトディスク(CD)にそして技術の発展により、誰もが簡単にディスク(CD-R)を作成出来、最近ではブロードバンドの発達により、それこそ自分が見に行って録ってきたコンサートをその日の内に全世界に配信出来るという誰もがブートレッガー的な状況となり、ブートレッグの定義が曖昧に
なりつつある。

 本書はそんな状況で劣勢になりつつある、(もちろん今も続いているが)古きよきファクトリープレスのブートレッグを紹介する為に企画した。ご存じの通り、ローリング・ストーンズは今も活躍する現役バンドの為、本書の記録も一通過点でしかないが、これまでまとまった資料の少なかったストーンズ・ブートレッグの記録として、研究や入手の一助になればと。

原 勝志

 執筆者紹介
■原 勝志
担当:70年〜95年
昭和41年10月5日生まれ
掲示板「Talk About Stones Bootleg」主宰
「チェック地獄の二ヶ月でした。60年代及びテイラー期以前のアウトテイク担当の坂上氏、ロニー期のアウトテイク担当の木村氏、日本公演担当の三十郎氏、出版の機会を与えてくれたアートデイズの宮島氏、ぎりぎりの時間でデザインしていただいたメサの原田氏、そして本書を手に取っていただいている貴方に感謝します」

■佐藤三十郎
担当:来日公演
昭和35年2月27日生まれ
ストーンズ・ファンサイト「Bridge To The Stones」主宰
「日本公演を聴きまくる日々・・・。ますますストーンズが好きになりました」

■木村 優
担当:アウトテイク2(ロン・ウッド期)、イラスト
昭和46年4月7日生まれ
「アウトテイクはストーンズのスタジオ・ワークを知る上での貴重な資料となりうるものです。また、隠れた名曲を発見する楽しみもあります。しかし、所詮はアウトテイク。ボツになっただけあって退屈なものも多く、決してオフィシャルと同じように楽しめるものではありません。よって、アウトテイクの決定版は『刺青の男』に決まりです(笑)。イラストの方も楽しんで頂ければ幸いです。最後に、執筆にあたり一番迷惑を掛けた妻に感謝。ありがとね」

■坂上廃児
担当:60年代ライブ、アウトテイク1
昭和36年12月16日生まれ
「アナログブートは好き。」