一 生い立ち
誕生、子ども時代/勉強熱心だった小学校時代/農作業と漢学/
師範学校へ/東京物理学校で学ぶ
二 教師としての出発
山形中学校に赴任/教育方針への疑問
三 自彊会の誕生
「乱暴組」の担任に抜擢/「合一法」を考案/結婚
四 山形中学校との別れ
教頭排斥ストライキ/山形中学校を去る日
五 東京へ
赤坂中学校、精華高等女学校で教える/嘉納治五郎との出会い/
幻に終わった私立学校開設/前橋と木曾での暮らし/山形中学校を去る日
六 大きな転機
千葉県立大多喜高等女学校校長/運命を変えるできごと/請願による上奏/
関東中学校へ
七 千葉女子商業学校を創設
寒川高等女学校を買収/生徒の募集に奔走/千葉女子商業学校を創設/
渋沢栄一に傾倒/創設者の掲げる理念/順調な発展/戦争の足音
八 試練を乗り越えて
空襲で校舎焼失/間借りして二部授業/新しい場所を求めて/
轟町の新校舎で/新時代、新学制への対応
九 学園の発展を見つめながら
晩年の惣治郎/組織改革、復興事業/なつかしき山形へ/創立二〇周年/
最後の時
一〇 受け継がれる精神
あとがき
|