『「産後ケア」から始まる幸せ育児』



「産後ケア」から始まる幸せ育児 ●大草 尚
●本体1300円+税
●180頁 四六判ソフトカバー
●2015年3月発売
●ISBN 978-4-86119-239-5

産褥期の過ごし方が、後の育児に大きな影響を与えるという。
「産後ケア施設」の必要性を早くから説き自ら施設を立ち上げた産婦人科医の著者が、幸せ育児の出発点となる産後ケアの大切さとその実際を解説!
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なぜ、産後ケア施設が注目を集めているのか?
出産後二ヶ月までの産褥期は、母体の回復、母乳育児の確立、赤ちゃんとの絆を深める、などの意味からとても大切な時期。以前は里帰り出産のように身内のサポートでなんとか乗り切って来ましたが、そのためにかえって日本では産後ケアについて社会で支える仕組み作りが遅れてきました。しかし、いまの日本ではもはや身内だけで支えることが難しい状況になっており、そこで、産後ケア施設が必要になってきたのです。 (著者の言葉)


 目 次

はじめに

第1章 出産は“産めば終わり”ではない
 出産してもすぐ元の体には戻れません!
  陣痛より出産後の痛みがつらい?
  出産直後の無理は、時間が経って体や心に表れる!
 産後ケアの第一歩「出産から退院まで」
  出産から退院までの目安は3〜5日間
  出産後24時間は体を休めることを最優先に
  出産直後の24時間ダイジェスト
  入院中の母親はこんなに忙しい!

第2章 産褥期の体の変化と『産後ケア』
 産褥期の過ごし方が、その後の母親の人生に大きな影響を与えます
  産褥期とは?
  昔からの言い伝え「床上げ20日」はまさに生活の知恵
  産褥期の母親の体の変化
  産褥期の母親の体は更年期と似てる! 〜ホルモンの変化〜
  産褥期は、まさに子宮が回復する時間 〜子宮の変化〜
  産後の体型回復の鍵は骨盤が握っている! 〜骨盤の変化〜
  子宮や骨盤の回復を促す『産褥体操』
  骨盤ベルトで骨盤のゆがみを防ぐ
  必ずうけたい産後1カ月検診

第3章 出産前に知っておきたい産後トラブル
 産後の母親たちの体はトラブルが多発します!
  産後トラブルの三大テーマ「ホルモンの変化」「子宮や骨盤の回復」「おっぱいの悩み」
  ホルモンの変化が原因で起きるトラブル
  子宮や骨盤の回復過程や出産の後遺症で起きるトラブル
  乳房・乳首、授乳に関するトラブル
  その他の産後に起こりやすいトラブル
  マタニティーブルーと産後うつの違い
  マタニティーブルーは生理的現象、産後うつは疾患
  気になる産後の夫婦生活Q&A

第4章 産後の母親と赤ちゃんを支える『産後ケア』
 自宅での産褥期の過ごし方
  退院〜産後1カ月検診までの過ごし方
  産後1カ月検診までは「安静が第一」!
  安静に過ごせる環境作り 〜産褥ルームの作り方〜
  産後の生活を誰に支えてもらう?

第5章 日本型の新しい産後ケアセンターを目指して 〜さくら産後院誕生までの歩み〜
 産後ケアの実状
  なぜ、産後ケア施設が注目を集めているのか
  諸外国の産後ケアの取り組み
  日本における産後ケアの取り組み
 日本における産後ケア施設とは 
  日本型産後ケア施設について
 日本型の新しい産後ケア施設を目指して 〜さくら産後院の誕生〜
  さくら産後院設立の背景
  さくら産後院の特徴

鼎談──いま産後ケア施設に求められること
 



 著者プロフィール
沈 才彬

大草 尚(おおくさ・たかし)
1953年栃木県さくら市喜連川に生まれる。1978年3月北里大学医学部卒業、同年4月自治医科大学産婦人科入局。1990年3月自治医科大学産婦人科退職。1991年1月医療法人帯経会大草レディスクリニック開院。2011年4月さくら産院に改称、理事長に就任。2014年7月さくら産後院を開院。

>> さくら産後院
 

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