『日本人になったユダヤ人 〜「フェイラー」ブランド 創業者の物語〜』



仕事は男のロマンである――高い目標が仕事を面白くする ●大江 舜
●本体1400円+税
●216頁 四六判ソフトカバー
●2017年11月発売
●ISBN 978-4-86119-269-2

50歳の時、それまでの生活をすべて捨てスーツケースひとつで羽田空港に降り立った男、アーロン・メロン。彼は、その後わずか数年で、日本女性の心を虜にする「フェイラー」ブランドを創りあげ、日本人「山川阿倫」になった。何が彼を大成功に導いたのか? その波瀾万丈の物語!
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 目 次

はじめに

第1章 四つのパスポート
  星にみちびかれ
  すべてを捨てて
  にわか日本人
  歌舞伎役者の屋敷

第2章 脱出
  北アフリカの夜
  脱出の朝
  リンゴの木
  レベッカ祖母さんの願い
  片道切符
  ボスポラス海峡
  キプロスの英軍将校
  ハイファの輝く海
  北アフリカの砂漠で戦争が始まった
  ロンメル「砂漠のキツネ」
  英軍に志願
  「補給戦」が勝敗を決する
  エル・アラメインの戦い
  イタリアそしてセニョリータ
  つかの間の「戦後」
  1948年イスラエル建国
  モスクワ「ゴーリキー公園」

第3章 運命の出会い
  軍服を脱いで
  パルファンの香り
  新たな戦場
  ノーキョーさんの「パリ入城 」
  もうひとつの「補給戦」
  牛の脳みそと梅干
  団体客を「ハイジャック」
  それならどこへ?

第4章 セレンディピティ
  50歳「異国で起業」
  東京にもパリの風が
  単座の戦闘機乗り
  運命の一言
  ベルギーの夏
  カルチャーショック
  1枚のレシート
  国際電報
  国境の町

第5章 売れなかった「ベストセラー」
  見向きもされず
  母の試作品
  したたかなPR作戦
  見えない注文
  涙の発注書
  スカッドミサイルとガスマスク
  バブルの教訓
  異星人

第6章 国籍
  帰化
  てんやわんや
  「赤ずきんちゃん」
  国籍は「空気」にあらず

第7章 ビジネス戦記
  公私の線引き
  「痛勤」地獄
  グローバルスタンダード
  対等の原則
  百貨店は神様です
  「異星人」のコンプライアンス革命
  涙と笑いの舞台裏

第8章 僕は僕なのだ
  落第生
  戒律より近くの神社
  「距離感」の美学
  能天気には、苦労の倍返し
  淡々感
  鏡の中の「日本人」
  母の日傘
  アーロン流グルメ
  もったいないな日本人

第9章 星に帰る
  持ち時間
  ドイツに恩返し
  最後の脱出

山川阿倫(アーロン・メロン)略年譜

あとがき



 著者プロフィール
大江 舜(おおえ・しゅん)
1970年、慶應義塾大学英文科卒。新潮社勤務を経て著作活動に。ジャーナリストとして、社会時評を中心に『新潮45』などに執筆。翻訳の代表作としてウォーターゲート事件の内幕を描いた『権力の終焉』、米雑誌ジャーナリズムを活写した『「ニューズウィーク」の世界』など。その他、多数の著作物がある。1995年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。

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