『飲んでる薬、多すぎませんか? 正しい薬の飲み方・減らし方』



私の英語放浪人生 ●秋下 雅弘
●本体1300円+税
●182頁 四六判ソフトカバー
●2020年2月13日発売
●ISBN 978-4-86119-286-9

怖い副作用を起こす薬の飲みすぎ どうしたら上手に薬を減らすことができるのか? 東大病院老年病科長・秋下雅弘先生に教わる正しい薬の飲み方 いま通院中の方やご家族「必読の書」!
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 この本は、賢い薬の飲み方について、一般の方に講演を聞いていただくような気持ちで、わかりやすさを心がけて書きました。(中略)
 では、どんな方に読んでいただきたいかというと、まず、複数の病院や診療所に通っている患者さんです。たくさんの薬を処方され、指示されたとおりに飲み続けていると、副作用が起こりやすくなります。特に高齢者は、身体の状態によって、副作用が重症化する心配もあるのです。そういう方々に、ご自身の問題として、しっかり気をつけていただきたいという願いを込めました。(本書「はじめに」より)


 目 次

第1章 多くの種類の薬を飲むと何がいけないか――?高齢者は副作用が起こりやすい!
  多剤服用とポリファーマシーはどう違う
  5種類以上の薬を飲んでいる高齢者はころびやすい
  副作用の症状を薬で抑える悪循環
  薬の“効き過ぎ"にも注意しよう

  コラム1 東大病院 老年病科とは
  若い頃の半分しか機能しない腎臓
  半分に減らしても「ジギタリス中毒」に
  人は「実年齢」より「見かけの年齢」か

  コラム2 フレイルになっても回復は可能
  青信号のうちに渡り切れるか
  高齢者と一般成人をひとくくりにしない

  コラム3 QOL(クオリティ オブ ライフ)は「生活の質」か

第2章 薬の効果的な飲み方――飲む薬は5種類まで
  緊急性のない薬は少量から始める
  飲む薬は5種類まで
  本当にその薬は必要なのか?怖い
  「処方カスケード」って
  優先順位の低い薬は中止を検討
  この薬は控えたほうがいい
  薬を急にやめるのもあぶない
  飲み忘れや飲み間違いが多い高齢者
  薬は飲みやすい時間に飲むのがいい

  コラム4 薬は食前に飲むか? 食後に飲むか
  「一包化」によって飲み間違いが防げる
  「一包化」にも問題点はある
  「一包化」を指示する処方箋をもらおう
  その日に飲む薬をカレンダーに貼る
  「おくすり手帳」で薬の重なりを防ぐ

  コラム5 薬を飲み忘れたら、飲まずに飛ばしてしまおう

第3章 いま、飲んでいる薬は大丈夫――?症状別「薬の効果と副作用」
  次々に生まれる新しい薬
  〔高血圧〕
  降圧剤は血圧を正しく測ってから
  心拍数が増えることもある「カルシウム拮抗薬」
  血圧をムリに下げないほうがいい人も

  コラム6 「下の血圧」が高いのはあぶない
  〔糖尿病〕
  血糖値を下げすぎると認知症のリスクが!
  糖尿病の薬には副作用のあるものが多い
  〔動脈硬化コレステロール〕
  コレステロール管理はどうするのがいいか
  よく効いて副作用も少ない「スタチン系」の薬
  〔不眠〕
  古いタイプの睡眠薬はふらつき・転倒の原因に
  市販されている睡眠改善薬はあぶない!

  コラム7 ドラマの主人公が飲む睡眠薬とは
  〔うつ病〕
  抗うつ薬の副作用に要注意!
  うつ病に、すぐ睡眠薬を出すのはまちがい
  〔風邪〕
  「抗生物質」は昔の呼び名に・・・
  抗菌薬を続けると耐性菌ができる
  〔鎮痛剤と胃の病気〕
  胃にやさしい鎮痛薬はない!
  高齢者は「H2ブロッカー」を避ける

  コラム8 目薬もペットボトルのお茶と同じ!

  コラム9 ジェネリックに代えても大丈夫か

第4章 どうすれば薬を減らせるか――?納得して減らすのが大切
  飲みまちがいや効きすぎも問題
  病院は薬をもらいに行くところではない!
  週刊誌の記事をうのみにしない
  薬を減らすときは説明をしっかり聞く
  「遅寝早起き」のすすめ

第5章 Q&A 病気や薬のこと
  [睡眠について]
  [便秘について]
  [運動について]
  [歯と口の健康について]
  [食生活について]

第6章 Q&A 医者とのつき合い方



 著者プロフィール

秋下 雅弘(あきした まさひろ)
東京大学大学院医学系研究科 老年病学教授。医学部附属病院 老年病科科長。東京大学高齢社会総合研究機構教授(兼任)。1960年鳥取県生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部老年病学教室助手、スタンフォード大学研究員、ハーバード大学研究員、杏林大学医学部助教授、東京大学大学院医学系研究科老年病学准教授などを経て現職。日本老年医学会理事長。日本老年薬学会代表理事。「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」(日本老年医学会編)研究代表者。高齢者への適切な薬物使用について研究し、学会、講演会、新聞などで注意を喚起している。著書に「薬は5種類まで 中高年の賢い薬の飲み方」(PHP新書)、「看護・介護現場のための 高齢者の飲んでいる薬がわかる本」(医学書院)など。


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