第1章 多くの種類の薬を飲むと何がいけないか――?高齢者は副作用が起こりやすい!
多剤服用とポリファーマシーはどう違う
5種類以上の薬を飲んでいる高齢者はころびやすい
副作用の症状を薬で抑える悪循環
薬の“効き過ぎ"にも注意しよう
コラム1 東大病院 老年病科とは
若い頃の半分しか機能しない腎臓
半分に減らしても「ジギタリス中毒」に
人は「実年齢」より「見かけの年齢」か
コラム2 フレイルになっても回復は可能
青信号のうちに渡り切れるか
高齢者と一般成人をひとくくりにしない
コラム3 QOL(クオリティ オブ ライフ)は「生活の質」か
第2章 薬の効果的な飲み方――飲む薬は5種類まで
緊急性のない薬は少量から始める
飲む薬は5種類まで
本当にその薬は必要なのか?怖い
「処方カスケード」って
優先順位の低い薬は中止を検討
この薬は控えたほうがいい
薬を急にやめるのもあぶない
飲み忘れや飲み間違いが多い高齢者
薬は飲みやすい時間に飲むのがいい
コラム4 薬は食前に飲むか? 食後に飲むか
「一包化」によって飲み間違いが防げる
「一包化」にも問題点はある
「一包化」を指示する処方箋をもらおう
その日に飲む薬をカレンダーに貼る
「おくすり手帳」で薬の重なりを防ぐ
コラム5 薬を飲み忘れたら、飲まずに飛ばしてしまおう
第3章 いま、飲んでいる薬は大丈夫――?症状別「薬の効果と副作用」
次々に生まれる新しい薬
〔高血圧〕
降圧剤は血圧を正しく測ってから
心拍数が増えることもある「カルシウム拮抗薬」
血圧をムリに下げないほうがいい人も
コラム6 「下の血圧」が高いのはあぶない
〔糖尿病〕
血糖値を下げすぎると認知症のリスクが!
糖尿病の薬には副作用のあるものが多い
〔動脈硬化コレステロール〕
コレステロール管理はどうするのがいいか
よく効いて副作用も少ない「スタチン系」の薬
〔不眠〕
古いタイプの睡眠薬はふらつき・転倒の原因に
市販されている睡眠改善薬はあぶない!
コラム7 ドラマの主人公が飲む睡眠薬とは
〔うつ病〕
抗うつ薬の副作用に要注意!
うつ病に、すぐ睡眠薬を出すのはまちがい
〔風邪〕
「抗生物質」は昔の呼び名に・・・
抗菌薬を続けると耐性菌ができる
〔鎮痛剤と胃の病気〕
胃にやさしい鎮痛薬はない!
高齢者は「H2ブロッカー」を避ける
コラム8 目薬もペットボトルのお茶と同じ!
コラム9 ジェネリックに代えても大丈夫か
第4章 どうすれば薬を減らせるか――?納得して減らすのが大切
飲みまちがいや効きすぎも問題
病院は薬をもらいに行くところではない!
週刊誌の記事をうのみにしない
薬を減らすときは説明をしっかり聞く
「遅寝早起き」のすすめ
第5章 Q&A 病気や薬のこと
[睡眠について]
[便秘について]
[運動について]
[歯と口の健康について]
[食生活について]
第6章 Q&A 医者とのつき合い方
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