精子が無い!卵子が無い!子宮が無い!生殖障碍者支援法を‼』



『精子が無い!卵子が無い!子宮が無い!生殖障碍者支援法を‼』 ●発行:アートデイズ
●発売日 2022年6月16日 
●ISBN 978-4-86119-301-9 C0047
●四六判 196頁 ソフトカバー
●定価 本体1,500円+税

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多くの日本人が、無意識の内に「生殖障碍者」、つまり、精子や卵子、 そして子宮の無い方たちを排除したり差別したりして来たことを、反省しなければならない!


 目 次

1章 障碍者に対する考え方   
 ⑴気付きと転向   
 ⑵何故「障碍者」と書くのか   
 ⑶障碍者とは   

2章 生殖障碍者に対する扶助生殖医療   
 ⑴生殖障碍者という考え方
 ⑵生殖障碍者とは、そして扶助生殖医療とは
  〈生殖障碍者という言葉に触れた患者さんからの感想〉

3章 生殖障碍者に対する扶助生殖医療の実際   
 ⑴社会的既成概念
 ❶一般市民における既成概念
 ❷日産婦等における既成概念
 ⑵子どもへの告知に関して
 ⑶子どもの権利に関して
 ⑷日本における最初の生殖障碍者への扶助生殖医療︱提供精子による人工授精(AID)
 ⑸当院における扶助生殖医療の実際
 ❶提供卵子による体外受精
 ❷提供精子による体外受精
 ❸代理出産

4章 扶助生殖医療にて子どもを手にされた患者さんからのお話  
 ⑴提供卵子
 ❶卵子の提供を受けたAさん
 ❷Aさんの御主人
 ⑵提供精子
 ❶精子の提供を受けたBさん
 ❷Bさんの奥さん
 ⑶代理出産
 ❶実母に代理出産して頂いたCさん
 ❷Cさんのお母さん(代理母)

5章 感じたことの総括   
 ⑴捉え方の基本的間違い?
 ⑵約束はどうしたの?
 ⑶困っている人を救う時、悪い結果ばかり何故考えるのか?
 ⑷著者は目立ちたがり屋?
 ⑸何故、根津はこうまでして生殖障碍者に関わるのか?
 ⑹何故、根津一人だけで様々な問題提起をして来たのか、同志を募ってやることを考えなかったのか?
 ⑺日本産婦人科医会や日本産科婦人科学会の首脳部は旧日本軍の大本営?
 ⑻お天道様が見ている

6章 著者を今日まで育て、支えてくださった方々   
 ⑴小学校3、4年担当の矢崎孝先生
 ⑵高校時代の岡田甫校長先生
 ⑶高校時代の小松一弘先生
 ⑷沖縄県立中部病院研修医時代のJ.マタース産婦人科ティーチングスタッフ
 ⑸「妊娠・出産をめぐる自己決定権を支える会(FROM)」を立ち上げ、サポートしてくださった飯塚理八先生と柳田洋一郎先生
 ⑹その他
 ❶多くのスタッフ
 ❷吉川文彦副院長
 ❸多くの患者さん方

7章 「代理出産」の再開へ向けて   

8章 「不二身の塔」に産婦人科人生の締めを託して   

9章 扶助生殖医療に関する緊急提言   
 ⑴生殖障碍者支援法の制定
 ⑵生殖支援センターを各都道府県に設置
 ⑶扶助生殖医療に関する保険制度

10章 生殖障碍者に対する扶助生殖医療における当院のガイドライン   
 ⑴配偶子欠損症への提供配偶子による体外受精
 ⑵子宮欠損症への代理出産

弁護士遠藤直哉先生のアドバイスに基づく著者からの提言   
「生殖障碍者支援法の要綱」
「生殖障碍者支援法のガイドライン」
著者の本法に関する考え方
扶助生殖医療の、現在と最新情報から   
生殖医療用語集   



 監修者プロフィール

著者 根津 八紘(諏訪マタニティークリニック院長)
諏訪マタニティークリニック院長。1942年長野県生まれ。信州大学医学部卒業後、同医学部産婦人科学教室助手等を経て、1976年に開院。1986年に「減胎手術(多胎一部救胎手術)」(世界で2番目、国内初)、2001年「代理出産」(国内初)、2006年「着床前診断」(国内2番目)の実施を公表。当事者のための生殖医療のあり方を問題提起し続けている。


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