『闘う読書日記』(サミズダットСАМИЗДАТ) PARTⅡ



『闘う読書日記』(サミズダットСАМИЗДАТ) PARTⅡ ●本体1800円+税
●2024年1月11日 初版第一刷発行
●ISBN978-4-86119-305-7 C0010
●四六判 336頁 ソフトカバー

友人たちから天才とよばれた著者は、日記を残して 夭折した。そこには、膨大な量の読書と類まれな思索 の結果が記されていた。この著者が何者であるかを簡単 には断じられないが、その深い教養と社会変革への純粋 な志に読者は心打たれるだろう。 前作に続くPARTⅡ.
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「この日記の随所に感じられる天才性と志の高さに感服した。
著者の目指す革命の実現は難しい。しかし、この日記が、著者と同時代の人々の目に触れ、思想をもって日常と闘っていた人物がいたことを知ってもらえたら意味がある」      中村 啓(作家)


 目 次

ロング・グッドバイ
『鉢の木会』と佐藤祐介くんの思い出   藤田伸一  4
「永遠に届くことのない手紙」         小吹亮一  12


しはすに記す(一九九八年十二月)
 オブロゥモフ  20
 ダニエル・ベル『イデオロギーの終焉』  25
 ジノビエフ『カタストロイカ』  37
 ベル『脱工業社会の到来』  48
 田中英夫『アメリカの社会と法』  94
 ベル『資本主義の文化的矛盾』  105
 ルソォ『孤独な散歩者の夢想』  152

むつきに記す(一九九九年一月)
 コリングウッド『歴史哲学の本質と目的』  162
 ジェイムソン『弁証法的批判の冒険』  171
 ブラントリンガァ『パンとサーカス』  241
 筒井清忠の『日本型「教養」の運命』  265
 クリストファ=ラッシュの『エリートの反逆』  279
 石田雄『日本の社会科学』  304

あとがき ―佐藤君の居た空間——「鉢の木会」録  野尻英一  312



 著者プロフィール

佐藤祐介(さとう ゆうすけ)
1970年8月24日 釧路で生まれる
1985年 明星高校入学
1989年 早稲田大学第一文学部哲学科入学
1993年 同大学中退
2010年 肺癌 見つかる
2011年 鹿児島オンコロジーセンターの治療で
    肺癌ならびに副腎癌寛解
2016年 沖縄に転地療養
2019年12月7日 死去


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