『こどものためのテンペスト』


ロイス・バーデット 著 Lois Burdett
鈴木扶佐子 訳
●本体1714円+税
●B5判 72頁
●ISBN978-4-86119-088-9

天才シェイクスピアの傑作を 子供のために書き直し、世界中で絶賛された バーデット先生の労作シリーズを翻訳刊行

人間愛をうたいあげた、最晩年の大作。

 作品紹介
「テンペスト」はシェイクスピアが単独で書いた最後の作品です。書かれたのは1611年頃。晩年期のロマンス劇中、最大の傑作です。
 当時、英国民の関心を集めていた海難事故のバミューダ島が舞台と言われています。
 物語の展開は、魔術を持ったプロスペローにより決定されています。あたかも作者のごとく、登場人物を 意のままに動かしているのです。登場人物も去り魔術も捨て去った最後の場面で、プロスペローははじめて一人の登場人物にもどります。
 この作品では、不思議なもの、ロマンティックなもの、醜悪なものと、変化に富んだ要素がみごとな調和をみせて、美しい世界を織り上げています。一方で、島の世界は現実の人間社会を映し出しています。
 プロスペローは憎しみや復讐を乗り越え、最後には調和と和解に達し新たなる出発をします。だからこそ不思議な島の物語が、「再生の劇」として時代を越え読む人の共感を呼ぶのです。


 本文紹介



 著者紹介
ロイス・バーデットLois Burdett
「シェイクスピアって知ってる?」  ロイス・バーデット女史はカナダ、オンタリオ州ストラットフォードの小学生たちに、20年前からこの問いを発しつづけている。この質問を契機に、7歳以上の生徒たちがシェイクスピアさがしの旅に誘(いざな)われ、やがて彼らの心の中にこの中世の大劇作家がいきいきとよみがえる。
 幼い子供たちをシェイクスピアの世界に導くバーデット女史の試みは、みごと成功をおさめ、国際的にも高い評価を得ている。その著作と教師対象のワークショップは、世界中の父兄、教育関係者そして一般のシェイクスピア・ファンに大反響を呼びおこした。全米英語教師協会The American National Council of Teachers of English、国際読書協会The International Reading Associationも女史の活動に大いに注目している。その業績により、カナダ殊勲賞Meritorious Service Medal、ブリタニカ百科事典全米幼児教育賞Encyclopaedia Britannica’s National Award for Early Childhood Educationなど数々の賞に輝いている。

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