『こどものためのマクベス』


ロイス・バーデット 著 Lois Burdett
鈴木扶佐子 訳
●本体1714円+税
●B5判 72頁
●ISBN978-4-86119-093-3

天才シェイクスピアの傑作を 子供のために書き直し、世界中で絶賛された バーデット先生の労作シリーズを翻訳刊行

一人の武将の姿を通し人間の罪と罰を描いた四大悲劇の一つ。

 作品紹介
 『マクベス』の創作は1606年頃。シェイクスピアの才能が最高潮に達した時期の作品です。  『ハムレット』『オセロ』『リア王』と並んで四大悲劇と呼ばれています。主人公マクベスは実在のスコットランド王をモデルにしています。
 勇将の誉れ高きマクベス。生来は人並みの良心を持っていた、この一人の人間が、魔女の予言にそそのかされ、妻の野心に後押しされて、王などを次々に殺すという大罪を犯します。
 ドラマの進行は、殺害を実行する前後からマクベスの心理の変化を一直線に追っていきます。マクベスは殺す前にためらい、殺した後では恐怖に身もだえし、それでも先へ先へと進んでいかざるをえないのです。
 マクベスをつき動かすものは心の不安です。わが身の破滅を恐れるあまり却って自らすすんで、まっしぐらに破滅へとひた走るマクベス。
 不安感に心を引き裂かれ、自己矛盾に陥ったマクベスの姿は、現代に生きる私たちの胸に強烈な現実感をもって迫ってくるのではないでしょうか。


 本文紹介



 著者紹介
ロイス・バーデットLois Burdett
「シェイクスピアって知ってる?」  ロイス・バーデット女史はカナダ、オンタリオ州ストラットフォードの小学生たちに、20年前からこの問いを発しつづけている。この質問を契機に、7歳以上の生徒たちがシェイクスピアさがしの旅に誘(いざな)われ、やがて彼らの心の中にこの中世の大劇作家がいきいきとよみがえる。
 幼い子供たちをシェイクスピアの世界に導くバーデット女史の試みは、みごと成功をおさめ、国際的にも高い評価を得ている。その著作と教師対象のワークショップは、世界中の父兄、教育関係者そして一般のシェイクスピア・ファンに大反響を呼びおこした。全米英語教師協会The American National Council of Teachers of English、国際読書協会The International Reading Associationも女史の活動に大いに注目している。その業績により、カナダ殊勲賞Meritorious Service Medal、ブリタニカ百科事典全米幼児教育賞Encyclopaedia Britannica’s National Award for Early Childhood Educationなど数々の賞に輝いている。

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