《直木賞受賞記念 CD出版》CD版<全4巻>安部龍太郎「戦国の世を語る」


CD版<全4巻>安部龍太郎「戦国の世を語る」

【講師】安部龍太郎
【仕様】CD全4枚(分売不可)
     解説書(8頁)
     特製CDケース入り
【価格】本体 10,000円+税
【発行】アートデイズ
【発売】 2013年3月

チラシ(PDF)


自らの才覚と力だけを頼りに戦国の世を駆け抜けた武将たちの壮絶な生きざま!
室町幕府を滅ぼし、武力によって強力な中央集権国家をつくろうとした信長。
いつも戦国の争乱の中心にいた武将・信長。
その信長と戦国武将たちの激しくも哀しい生きざまを、
小説『等伯』で平成24年度下半期直木賞を受賞した作家・安部龍太郎氏が熱く語る。
同じ戦国の世に生き、秀吉や利休を魅了した謎多き天才絵師・
長谷川等伯の生涯を語った講演も収録。

 収録内容
CD1 天下布武への道【前編】──織田家の「うつけもの」信長 〈2007年5月収録〉(51分)
 信長の父・織田信秀は、経営能力に長けた優秀な人物であり、織田家を繁栄させ、信長活躍の礎を築いた。しかし信秀の死後、信長はそれまで織田家と親しくしていた大名と戦をするなど、ことごとく父を否定する行動を取る。桶狭間の戦いを含め、織田家を継いでわずか15年目の34歳で美濃を制するまでの信長の半生を語る。
【音源】ソニー・ミュージックダイレクト The CD Club「聴く歴史」コース
CD2 天下布武への道【後編】──信長の天下どりと誤算 〈2007年5月収録〉(62分)
 美濃を制した信長だったが、浅井長政の謀反や、黒幕・近衛前久による反信長軍との戦いなど争いが続いた。諸国の武将を次々と破り、ついに足利義政までもが信長に屈することとなる。40歳にして政治的実権を握った信長は、天皇家や公家、外国との付き合い方の策略を練る――。名実ともに天下を取るまでの流れから本能寺の変まで、激動の時代に生きた信長の人生の後半部分を語る。
音源】ソニー・ミュージックダイレクト The CD Club「聴く歴史」コース
CD3 足利幕府の終焉と戦国武将たち〈2010年7月収録〉(53分)
 北近江に位置した浅井家は、琵琶湖水運には欠かせない拠点を占めていた。織田信長の「天下布武」の夢実現のためには京都への拠点としても重要な場所であった。そこで信長は、浅井長政のところへ妹であるお市の方を嫁がせ、婚姻関係を結んだ。しかし浅井長政は、古くから朝倉家との関係を重視して信長を裏切り、信長包囲網の一角となっていく。信長の前には朝倉。浅井連合軍、比叡山、武田信玄、本願寺、足利義昭、数々の難敵が立ちふさがった。その中で最も激しい戦国時代の愛憎関係を形成したのが浅井長政との戦いであったのである。
【音源】ソニー・ミュージックダイレクト The CD Club「聴く歴史」コース
CD4 戦国時代の絵師・長谷川等伯の生涯 〈2012年11月収録〉(64分)
 戦国時代の絵師・長谷川等伯についての歴史的資料は少ない。だが松林図屏風(国宝)をはじめ、等伯の残した絵と向き合って対話していると、非常に心が躍り楽しくなると安部先生は言う。33歳で京都へ出てから51歳で大徳寺山門の壁画を描くまでの18年間の謎の空白の期間や、織田信長・千利休と等伯の関係、さらに直木賞受賞作品の『等伯』執筆に至った経緯を語る。
【音源】瑞法光寺主催 安部龍太郎講演会

 講師紹介
安部龍太郎
安部龍太郎(あべりゅうたろう)
1955年、福岡県生まれ。久留米高専卒。東京都大田区役所に就職、図書館勤務等を経て小説家に。1990年、日本全史を網羅した『血の日本史』で注目を集める。様々な調査と独特の視点から描かれた人間像は魅力的であると評判に。2013年、小説『等伯』で直木賞受賞。主な著書『信長燃ゆ』(新潮文庫)『バサラ将軍』(文春文庫)など多数。

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