第一巻
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(73分)禅と科学 ■収録年:1960年(鎌倉・円覚寺)
西洋の科学的、分析的なものの考え方は、対立や争いを生みやすい。他方、東洋には、人々を融合させ、本来の意味で人間に自由をもたらす優れた世界観として「禅」がある――。禅を世界に紹介してきた仏教思想家、鈴木大拙の歴史に残る名講演。 |
第二巻 |
(57分)禅との出会い─私の自叙伝─ ■収録年:1960年(ラジオ番組のために収録)
金沢での生い立ち、禅との出会い、参禅した円覚寺での夏目漱石らの思い出、若き日のアメリカ体験……。自らの過去をあまり語りたがらなかった大拙が、昭和35年、ラジオ番組のために語った貴重な“声の自叙伝”。 |
第三巻 |
(52分)最も東洋的なるもの ■収録年:1963年(東京・赤坂公堂)
東洋と西洋の自然観の違いを例にとって両文化の差異を浮き彫りにし、東洋思想の本質に迫った名講演。93歳にしてなお矍鑠と「西洋人に伝えるべきこと」を説き続けた“世界の禅者”鈴木大拙の肉声を収めた貴重な講演。 |
第四巻 |
(72分)禅の哲学について ■収録年:1958年(アメリカ・ウェルズリー大学)
〔これは英語による講演です〕学問的に禅は大乗仏教に属すが、大拙は、小乗、大乗の両方に属すか、あるいはどちらにも属さないという見解を持つ。禅の説く、「ものごとを正しく見ること」についての解説や、禅が中国で広まった背景について、ウェルズリー大学で行った貴重な英語講演を収録。
※CDブック『大拙 禅を語る』に収録のものと同じものです。 |