『いつか見た風景 画家 谷内六郎の四季 DVD-BOX』



懐かしくて、やすらぎに満ちた谷内六郎の世界。四季と夢の作品を、朗読と音楽でつづります。いつか見た夢や懐かしい昭和の風景を、ほんのつかの間でも思い出してみませんか?
めぐる季節を子どもの眼を通して描いた画家・谷内六郎。雑誌「週刊新潮」の表紙を長い間描いた画家として広く知られる谷内六郎の作品を回顧します。他界して30年以上経った今でも多くの人に支持されている谷内六郎の作品を紹介しながら、その人生に迫りました。本編では、四季と夢の世界を朗読と音楽でつづります。

【語り】 岸本加世子 【朗読】池田武志

白川静 文字講話 DVD 全24巻


●特典映像 天野祐吉が語る谷内六郎
谷内六郎と親交のあった天野祐吉さんにお話を伺いました

■定価:13,500 円+税 
■仕様:DVD5巻組/化粧箱入り
■カラー/ステレオ
■収録時間計150分(各約30分)
■封入特典/大判絵はがき1枚

©Michiko Taniuchi

※このDVDは2002年NHK『いつかみた風景 画家 谷内六郎の四季』に、一部編集を行い、制作したものです。映像の中の情報・地名・所属・肩書き等は、すべて放送時のものです。

企画・制作:NHKエデュケーショナル 
販売元:アスク ©NHK2012

品切重版未定

 収録内容
第1巻・春

(26作品)
タネを吹く子 / 土の中の話 / 雨だれの春の序曲 / オルガンのひびく丘 / 春の音 / 小さな劇場 / 花びらの切符 / 蝶の生れるところ / 蝶ネクタイ / 遠足 / 向う見ててね / わけてあげたの / 上総の町は貨車の列 火の見の高さに海がある / 海を切り抜いたの / 砂山 / 砂の万博 / あわてる子 / ぼく買ったって言わないよ / 海も段々 畑も段々 / 町に行く行商のみやげ / 海の蝶 / 緑の波 / 雲の音 / こぼれ陽のかくれんぼ / おっと出すぎた / げんごろう

第2巻・夏

(29作品)
雲の子も水あそび / ミンミンゼミのお経 / ハチもレストラン / 光が笑ってる / 貝の夢 / 早い夏 / やどカニ / 雲の物語 / 水面 / 宿題 / 葉っぱのアクアラング / 水の中 / 待ちぼうけ / ないしょのスイカ / 泳ぎすぎた夜 / 人買いの話 / 山のプロレス / ひぐらしの音 / 葉っぱの歌 / たもとの中 / 夜店の思い出 / 夜店の思い出 / 流れ星の夢 / 花火 / 音のない遠い花火 / 線香花火のおわり / 朝顔の格子戸 / 白い帽子の夏 / びんの中の夏

第3巻・秋

(25作品)
小鳥も秋の手紙 / からすのたき火 / 陽なた / 柿に残る西陽 / 柿ののれん / 風の子のきもの / 芸術の秋 / あやとり / カン馬の記憶 / 迷った町の知らない子 / ひみつの場所 / 廃村の学校 / 枯葉も祭りに行く / 廃線の駅 / 夕映え / すすきのインディアン / きつねの洗車場 / あっちの町は夜 / コオロギのさわぎ / かげに乗る子 / かげふみの記憶 / 影絵の季節 / たそがれ / 山どり / 渡り鳥の話

第4巻・冬

(24作品)
大切な初雪 / 大切な初雪 / 初雪は北風の赤ちゃん / 北風の郵便やさん / 月夜の童話 / 似合う / 町で逢ったサンタクロース /町工場 / 物置の裸電球 / 裸電球の思い出 / 暮 / 新らしい手袋のにおい / 遠い除夜の鐘 / おめでとう / 餅の横綱 / 新年 /大失敗 / ツララの音は高い音 / 冬のかざぐるま / 吹雪のわたあめ屋 / 二月の記憶 / 寒空の幻想 / 車窓のフィルム / 白い帽子

第5巻・夢

(26作品)
セコンドの音 / バンソコウ張るの早い / 雲のチャック / 天井の記憶 / らせん階段 / ミシンの音 / 光の行先 / 蝶のいる場所 /夜の公衆電話 / パトカーの光 / 犬が沢山吠える夜 / 失敗 / 買ってもらった気持 / 月の夜 / 月の病棟 / 病院にて / じふてりあで死んだ子 / 幼い記憶 / 行ってしまった子 / 病気の子 / 夕焼を消す人 / 枯れ葉は昔のさみしい島 / 時計屋に行った日 / 残り火の記憶 / 迷い子になった夢 / コンペイトウの星空


 プロフィール
谷内六郎(たにうち・ろくろう)
画家。1921〜1981。1955年第1回文藝春秋漫画賞を受賞。『谷内六郎画集』を文藝春秋新社より刊行。翌’56年『週刊新潮』創刊号より表紙絵を描く。この年初の個展を開催する。1962年、作詞を手掛けたレコード『遠い日の歌』が第17回芸術祭奨励賞を受賞。 1965年『週刊新潮』500号記念展開催。油彩画、エッセー、装丁、絵本、童話など多彩な制作活動の傍ら、福祉活動にも力を注ぐ。亡くなるまで休まずに制作された『週刊新潮』の表紙絵は1300余点に及び、没後、1995年4月〜97年3月まで再び表紙を飾る。2007年春、谷内六郎館(神奈川県横須賀市)がオープンする。その純粋無垢な喜びと悲しみを想像力豊かに描いた作風は、今も多くの人々の心を魅了し続けている。