CD版『遠藤周作講演選集<全6巻>』



●講師 遠藤周作
●CD版 --- 本体13,000円+税【CD6枚】

『沈黙』執筆直後(43歳)に行なわれた、作者自身による『沈黙』論ともいうべき重要な講演から、『深い河』執筆に至る境地を語った最晩年の講演まで、カトリック作家が人生の節目に語り遺した「宗教と文学」。作家が晩年、「一人でそっと耳にする夜がある」と語っていた母・遠藤郁の聖歌も付した。

※2017年2月にパッケージを変更いたしました。内容に変更はございません。

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 収録内容

第一巻 『沈黙』について 
 『沈黙』発表直後の興味深い講演。長崎で一枚の踏絵を眼にし、そこに残された黒ずんだ足跡と、摩滅した哀し
げなイエスの顔から『沈黙』の着想を得て、それを書き上げるまでの道のりを語る。著者自身による貴重な『沈
黙』論。一九六六年収録・45分)  
第二巻 日本人とキリスト教-その1-(一九九〇年収録・35分)
第三巻 日本人とキリスト教-その2-
(一九九〇年収録・44分)
 遠藤周作の一貫したテーマであった「日本人とキリスト教」の講演。『死海のほとり』『イエスの生涯』『侍』
『スキャンダル』などの作品群発表後の時期で、「宗教は思想ではなく、意識下のものと結びついている」という
認識のもとに、自身のキリスト教体験(西洋体験)を語る。
第四巻 初めて日本が西洋と出会った頃
 二〜三巻の西洋体験をさらに掘り下げて、日本の歴史を辿る。織田信長の時代にヨーロッパへ最初に留学した人物
を取りあげながら、そこに、戦後初の留学生である自己の
人生を重ねあわせて語る。一九九二年収録・50分)
第五巻 心の不思議 命の不思議 (「『万華鏡』その後」改題)
 「老年になると人はそれまでと違って魂で世界を感じる」と語り出す声はわずかに掠れている。しかしその言葉は不
思議にも以前よりかえって耳にしみこんでくる。話すうちに言葉は熱を帯び「大いなる命の世界」が聴く者の心を打
つ。一九九三年収録・68分)
第六巻・付録 遠藤郁聖歌集[ポリドール盤]
 1.夫・遠藤周作を語る<※CD版のみ収録されています>
 新婚だった文壇デビュー時代から死の瞬間まで作家を支え続けた妻・順子夫人が語った「素顔の遠藤周作」(28分)
 2.遠藤郁聖歌集<※CD版・カセット版ともに収録されています>
 遠藤周作氏の母親・遠藤郁女史が若き日に収録した聖歌集も収録(13分)


 講師紹介
遠藤周作(えんどうしゅうさく)
大正12東京生れ。慶応大の恩師佐藤朔から影響を受けカトリック文学に傾倒。30年『白い人』で芥川賞、33年 『海ど毒薬』で新潮社文学賞、と毎日出版文化賞を受賞。その後『沈黙』など著書多数。元日本ペンクラブ会長。平成7年文化勲章 受賞。同8年没。


 遠藤周作-関連書籍

母なる神を求めて-遠藤周作の世界
 1996年、73歳で亡くなった作家・遠藤周作の全人生を、様々な遺品写真や安岡章太郎はじめ友人の作家たちの原稿、年譜などの資料によって辿った決定版「遠藤周作の世界」。1999年に全国巡回し、大好評を博した回顧展の図録を兼ねて制作された価値ある一冊。