『ことばと自然―子どもの未来を拓く』



(対談)鈴木孝夫、C・Wニコル 司会:松本輝夫
●本体1600円+税
● 2006年11月24日発売
●四六判 ソフトカバー216頁
●ISBN4-86119-069-X

 
ラボ・パーティー発足40周年記念出版!
地球環境と教育の危機は救えるか?
「英語教育」「環境管理」「愛国心」「生命の環」「森の未来」……森を愛する二人は感動的に出会い、語り合った!!

ニコル氏と私に共通する点は、人類があまりにも過度な経済繁栄と効率を追求するあまり、今や地球の全生態系のバランスを急速に崩し、その結果として肝心の心のやすらぎ、特に次代をになう青少年の安定した心の発達が、どんどん損なわれているという認識です。―鈴木孝夫(本文より)
※品切れ重版未定
 

 本文紹介

はじめに 品格ある学者・鈴木孝夫先生とともに C・Wニコル
第一章 ラボとの出会いー英語教育ほ人間教育だー
第二章 だから日本が大好き、しかし今の日本は……
第三章 未来を信じることに賭ける
おわりに 繁栄と前進が子どもの未来を脅かすジレンマをどう超えるか 鈴木孝夫
あとがき 松本輝夫


 著者紹介

鈴木孝夫(すずきたかお)
1926年、東京生まれ。慶鷹義塾大学名誉教授。
言語社会学、外国語教育の分野で数々の業績を残す一方、地球環境問題についても活発に発言。日本野鳥の会顧問でも
ある。著書に『ことばと文化』『武器としてのことば』『ことばの社会学』『日本人ほなぜ日本を愛せないのか』など。岩波書店から『鈴木孝夫著作集』が刊行されている。
 
C・Wニコル
1940年、英国の南ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り、カナダ政府の漁業調査委員会技官などとして十数回にわたって北極地域を調査。62年、初来日。80年に長野県の黒姫に居を構える。95年、日本国籍を取得。小説執筆の傍ら、環境問題に積極的に発言しつづけてきた。著書に『風を見た少年』『勇魚』『盟約』『誇り高き日本人でいたい』など。2002年、「(財)C・W・ニコル・アフアンの森財団」理事長に就任。




 鈴木孝夫/C・Wニコルの著書