エッセイ「ぼくのこよみ」
春
土の中の話/上にいるお父さんへ/駅弁だよ/小さな劇場/追いかけてくるつむじ風/
きりんの記憶/霧の中の夢/町に行く行商のみやげ/さっぱりした/花びらのイラスト/
たいそうの時間/春のステージ
夏
水底の記憶/はじまるよ/まつりのある日/びんの中の夏/遠い花火/波のケシゴム/
流れ星の記憶/申訳ない/鉄道員/かたつむりも東京まで行くつもり/
トウフやは一番星ももって来た/夕焼けがはこぶ町の夜店
秋
小鳥も秋の手紙/郊外電車/湯気の夢/るすばんの夜 お母さんはおそい針/
柿に残る西陽/教会の坂道/ねえたのむよ/コオロギ鉄道/いちょう/るす番/
秋の夜長/金の砂 銀の砂
冬
初雪は北風の赤ちゃん/船の子のクリスマス/雀も子供も寒い朝/風邪熱の晩/
かもめをとるつもり/もちつきの日/おめでとう/降りられなくて泣いてる/お出かけ/
朝/電燈の中/寒椿
解説/北杜夫
『四季・谷内六郎』の刊行によせて/谷内達子 |