この物語は古くからイギリスやアメリカに伝わってきたお話しです。8年前にオーストラリア在住の友人から、ネットに出ている「ひび割れ壷」の原文を紹介されたのが、この絵本のスタートです。その後、絵を描いてくれる人を探し続けていましたが、2010年の秋に大村竜夫さんの絵と奇跡的な出会いがありました。彼の素敵な絵のおかげでこの絵本が完成しました。彼の絵は色鉛筆でていねいに描いていくので、1枚の絵を完成させるのに最低2ヶ月かかります。3年以上この絵本のために描き続けてくれた大村竜夫さん、その間励ましてくれた編集者の宮島正洋さん、支えてくれた夫や息子たちに感謝です。この絵本の誕生を一番待ちながら、今年の6月に天国へ召された母・玉川京にこの絵本を捧げます。
売り上げの一部をセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付いたします。
(あとがきより)
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