内容紹介
善人なおもて往生をとぐ……『歎異抄』のあまりにも有名な言葉である。『歎異抄』は、末法といわれた鎌倉期を生きた親鸞の言葉を弟子の唯円が自らの死期を悟ってまとめた書。善とは何か、悪とは何か、そして死とは……人間としての根本的な「迷い」について親鸞は全てこの中で答えてくれている。『歎異抄』の深い読み手として定評のある作家高史明さんがこの書から学ぶべき教えについて語る。(60分)
著者紹介
高 史明(コ サミョン) 昭和7年山口県生まれ。愛し子・岡真央が12歳で自死したことを契機に、深く『歎異抄』と親鸞聖人の教えに帰依する。著書は『少年の闇−歎異抄との出会い』など多数。平成5年仏教伝道文化賞。NHK「人間講座」等テレビで語る『歎異抄』も好評。
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