カセット『松原泰道講演選集<全6巻>』



●講師 松原泰道
●本体15000円+税
カセット6本+用語解説16頁

 難解な禅の話や「般若心経」などを、誰にでも分かる言葉で平易に解説することでは当代随一といわれる松原泰道師。最近までの名法話の中から、6テーマを選んで構成した初めての講演カセット集。

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 収録内容

■第一巻 禅ともののあわれ■ (63分)  1982年収録
 禅は、文学、美術、茶道など日本文化に大きな影響を与えてきた。日本文化を貫く重要な理念である「もののあわれ」と禅の考えとは?禅的生き方とは?芭蕉、利休等の作品や有名な禅者たちの生き方を通して語っている。
 
■第二巻 『法華経』に聞く■ (74分)  1984年収録 
 古来より宗派を超えて読みつがれてきた代表的なお経「法華経」。このお経を理解するポイントとなる「諸法実相」などの言葉について、松原師らしい例え話を多用しながら、分かりやすく解説している。

■第三巻 『華厳経』の世界観■ (73分)  1984年収録
 東大寺の仏像が象徴しているのが「華厳経」の教え。その教えの中心をなす、「一即一切、一切即一」という考えをやさしく解説し、「華厳経」の世界観を導き出していく。

■第四巻 釈尊最初の説法『四諦・八正道』■(88分)  2000年収録
 仏教語の「諦らめる」は、断念する意味ではなく、原因を明らかにすること。つまり「四諦」とは四つの真理。「八正道」は八項目の正しい実践徳目。松原師が釈迦の処女説法を解説する。

■第五巻 般若心経のこころ■ (74分)  2000年収録
 「空」の思想を二百六十二字の簡潔な形で表現した「般若心経」。沢庵和尚など先達の禅者の言葉を紹介しながら「般若心経のこころ」を解説する

■第六巻 道元禅師に学ぶ■ (67分)  2000年収録
 曹洞宗の開祖道元は、若き日に留学先の中国で老典座から、炊事や掃除も仏道の実践に他ならないことや、「他は是れ吾にあらず」との教えを学ぶ。道元が中国で学んだ禅の精神とはいかなるものか。そして現代人はそこからなにを学ぶべきか、というテーマで思い深く語ります。

 講師紹介
松原 泰道(まつばらたいどう)
 明治40年生まれ。早稲田大学文学部卒。
岐阜瑞龍寺で修行。臨済宗妙心寺派教学部長を務める。昭和47年出版の『般若心経入門』は一般読者にも分かる解説書として200万部を超える
記録的ベストセラーとなり、第一次仏教書ブームのきっかけを作った。平成元年仏教伝道文化賞受賞。現在、宗派を超えた仏教者の集い「南無
の会」会長。93歳の今も、全国津々浦々を行脚し、禅の本質を平易に語りながら生きることの意義を説き続けている。その著書は百冊を超える。


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